いざ株式投資を始めようと思っても、何から始めて良いか悩んではいませんか?
今回は、私が多忙な会社員時代でもスキマ時間に無理なく行えた投資法を紹介したいと思いますので、是非参考にしてみて下さい。
株初心者は「投資手法の多さ」に混乱する
世の中には、様々な投資家がいます。投資家の投資手法は、性格・資金量・生活スタイルなどによって異なり、まさに十人十色です。
投資手法の例
- 大企業の株を好む人・小さな会社の株を好む人
- 長期保有する人・短期売買を繰り返す人
- 会社ではなく、株主優待や配当の魅力の高さを基準で選ぶ人
- 業績や将来性を重視する人・チャートの形を重視する人
同じ会社に投資していても、投資する理由や保有期間、分析方法などは人によって異なります。その為、同じ価格でも「買いたい人」と「売りたい人」が存在するのです。
どんな会社にどんな時間軸や目的で投資するかは、人それぞれ!
このように株式投資は、やり方が決まっている訳ではなく正解がある訳でもないので、投資家によって「おすすめしている手法」が異なってしまうのです。
それにより、株を始めてみたい人の多くが、「誰の言う事を参考にしていいか分からない」という理由で、混乱し挫折してしまうのではないでしょうか。
株初心者のおすすめの投資法とは?
自分が納得できる方法を探すのが一番ですが、私自身なるべく簡単に少ない時間で投資できる方法を常に考えてきたので、参考になる部分があれば真似して欲しいと思います。
大型株より小型株がおすすめ!
まず、知名度のある大企業の株(大型株)とあまり知られていない小さな会社(小型株)ではどちらが良いのでしょうか。
私は、以下の3点の理由から株初心者にこそ「小型株投資」をおすすめします。
プロ投資家が参加しづらい
まず大型株というのは、機関投資家や外国人投資家が主に売買しています。運用額の大きいプロ投資家は、小型株を売買しようとすると、自分の売買で値崩れを起こしてしまうので思うように投資できません。
その為、小型株を売買する人の多くは私たちと同じ個人投資家です。小型株投資をする事でプロ投資家と同じ土俵で戦わずに済むのです。
また、資金量の多いプロ投資家は、小型株の中に良い会社を見つけたとしても思う様に買うことが出来ないので、成長株が割安で放置されている可能性も高いです。
企業分析が簡単
大型株は大企業であるが故に多角化経営(事業を複数経営)をしている場合が多く、ひとつの会社を企業分析するのに多くの時間がかかる恐れがあります。
それに比べて、主力事業が一つしかない小さな会社は、企業分析が楽なので時間のない人に負担が少なくおすすめです。
株価が上昇しやすい
さらに、「成熟した大企業」よりも「伸びしろの大きい小企業」の方が成長余力があり大化けしやすい(株価が何倍にも跳ね上がる)傾向にあります。※詳細は、下記記事を参考にして下さい。
参考記事:小型株投資をおすすめする理由の詳細は以下の記事にまとめていますので、参考にしてみて下さい。
デイトレードより中長期投資がおすすめ!
続いて、短い期間に何度も売買を繰り返す「デイトレード」と、気に入った会社を長い期間投資する「中長期投資」ではどちらがいいでしょうか。
私は、株初心者や忙しい人には迷わず中長期投資をおすすめします。
デイトレードの難しさ
個人的に、デイトレードや日経平均先物の売買・FXで成功している人は、かなりの技術やテクニック、特別な才能を持っていると感じます。
デイトレードは、習得する事が難解な上に、相場のプロと戦う覚悟が必要です。平凡な投資家が、彼らの真似をして一時的に勝つ事が出来たとしても、継続して勝ち続けている事は出来ないのが実態です。
さらに、デイトレードをするならば、常に株価を監視する必要があり、生活の大部分を捧げる覚悟が必要になります。
中長期投資の利点
一方の中長期投資であれば、最低限必要なのは、保有株に何か新しい情報が出ていないかや、異常が無いかの日々の簡単なチェックに加え、四半期ごとに発表される決算を読む事程度です。
日々の投資に多くの時間を費す必要がなく、短期的な株価の値動きに注視する必要もないのでおすすめです。
個人投資家の私たちは、無茶したり、戦う場所を間違えてしまうとすべてを失い退場することになりかねません。
関連記事:デイトレードより、中長期投資をおすすめする理由は以下の記事を参考にしてみて下さい。
分散投資より集中投資がおすすすめ!
安全の為に、複数の会社に分散しましょう。というのが一般的に言われている事です。
しかし、株初心者や資産が少ない人には分散し過ぎはおすすめできません。
分散して保有銘柄を増やすということは、それだけ分析する会社の数が増えることになりますよね。そうなると決算発表の時期も被るようになり、一つ一つの会社に割ける時間が減るため浅い分析しか出来なくなってしまうデメリットがあります。
個人的には、資産規模にもよりますが銘柄数は3~4銘柄程度で良いと考えています。投資する会社を絞ることで、本当に投資したい会社を厳選できたり、ひとつの会社に割ける分析時間が増やせるメリットがあります。
参考記事:分散投資より集中投資をおすすすめする理由は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
まとめ
上記の内容を組み合わせた投資法が「3~4銘柄の小型株の中長期投資」になります。
小型株に中長期投資をすることで、一攫千金は難しくても、株主優待や配当金を貰いながら、ゆっくり資産形成することができます。
この投資方法であれば、日々の投資に多くの時間を費す必要がないですし、会社の業績の向上とともに、少しづつ株価も伸びていってくれる過程を楽しみながら、投資が出来ると思います。
※投資手法の見つけ方のヒントは、【初心者必見】株式投資で自分に合う「投資方法」の見つけ方とは!?の記事でも詳しく紹介していますので参考にしてみて下さい。
日中は仕事をしていて株価を見れない会社員や主婦でも、無理なく続けられます!
今回紹介した方法は「上昇相場向き」の方法です。下落相場に転じた場合は「現金比率を高める」「分散投資をする」「下落リスクの少ない株に組み替える」などの対策が必要だと考えています。
詳しくは、下記記事を参考にして下さい。