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株初心者の銘柄選びのコツは得意分野から探すこと!

 

株初心者の銘柄選びのコツは得意分野から探すこと!

株式市場には、約3,600社の会社が上場しています。この中から、自分の投資したい会社を選ぶのですが、投資の経験の少ない人が、すべての会社に目を通そうと思ったら時間がかかり過ぎてしまい途中で挫折してしまいかねません。

そこで株初心者であれば、自分の得意とする分野にしぼって銘柄を探すことで、効率的に投資できるようになります。

自分の得意分野に投資しよう

分からないものには投資しない

隣の芝生は青く見えるということわざがありますが、人は自分が仕事や趣味で携わっている得意な分野よりも、自分の全く知らない分野のほうがよく見える傾向にあります。

自分がまったく知らない分野は、事業内容が想像しにくいので、『なにか凄いことをしているのでは?』という印象になりやすく、過度に期待してしてしまうのです。

反対に、自分がよく知っている分野は、事業内容がはっきり想像できる分、『普通のことをしている』と簡単に見えてしまい、投資対象から外してしまうおそれがあります。

しかし、その分野の知識をすでに持っているということは、会社の事業内容をよく理解できる分、他の投資家よりも有利な立場にあるということです。そのような会社を投資対象から外してしまうことは、実はとてももったいないのです。

分からないものには手を出さないというのは「投資の鉄則」であり、わざわざ不利な投資先を選ぶ必要はありません!

 

ハイテク株より簡単な外食・小売り株

例えば、株価が大きく上がる株と聞くと、「IT株や高度な科学技術を駆使している最先端の会社」を想像するかもしれません。

一方で、身近に存在する外食や小売り業ならどうでしょう?「美味しい食事や、便利な物を売ってお金を稼ぐ」という誰もが理解しやすい事業内容です。

実は、日常生活の中から大化け株を発掘していたピーター・リンチは、*1「成長性の高い外食・小売り株は、ハイテク株と同じくらいの速さで成長が可能であり、ハイテク株よりリスクが少ない」と言っています。

ハイテク株と外食・小売り株のイメージ図

その理由は、最先端の技術を扱ううハイテク株は、技術の変化が激しいため、ライバルの会社がより高機能の製品を発表すれば、一夜にして売上を奪われ、企業価値が半減するおそれがあるからです。

一方で飲食店ならば、近隣にもっと美味しいお店がオープンしても、じわじわと客数は減っていく恐れがありますが、一瞬で客を奪われビジネスがダメになる可能性はありません。そのため、お店の状況を見極めながらゆっくり投資判断をすることができるのです。

 

最後に

自分が知らない分野の会社は、その価値や将来性をはかることも非常に難しいです。

しかし、自分の詳しい分野であれば、決算書の内容が理解しやすかったり、将来性を予測しやすくなります。そこで、株初心者であれば、無理して分からないものに手を出すのではなく、自分が理解できるものに投資することが失敗のリスクが少ない投資だと言えます!

おすすめ書籍

今回の記事で紹介したピーターリンチは、歴代最高レベルの運用成績を収めた伝説のファンドマネージャーです。リンチは、小売りや外食から10倍株を探すことを得意としてました。

ピーターリンチの株で勝つ」は、日常生活の中から大化け株を探すヒントを学べるおすすめの一冊です♪

 

*1:株式投資信託マゼランファンドの運用を担当し、同ファンドの資産を2000万ドルから世界最大規模の140億ドルに育て上げた伝説のファンドマネージャーです