株式投資の育て方 -個人投資家のお悩み解決ブログ

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【株初心者向け】銘柄選びのコツは「自分が理解できる会社」の株を買う事!

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株式市場には、2018.2月時点で、約3600社の会社が上場(上場会社数・上場株式数 | 日本取引所グループ)しています。この中から、自分の投資したい会社を選ぶのですが、全ての会社に目を通そうと思ったら時間がかかり過ぎてしまい途中で挫折してしまいかねません。

そこで株初心者であれば、全ての会社を調べようと思うのではなく、自分の得意とする分野から探したほうが効率的なのではいでしょうか。

 

 

事業内容を理解できる会社を買おう!

 

不利な投資先を選ばない

「隣の芝生は青く見える」ということわざがありますが、人は「自分が仕事や趣味で携わっている得意な分野」よりも、「自分の全く知らない分野」の方が良く見える傾向があります。

成長する株は、何か凄い事をしている会社というイメージがあり、自分が詳しい分野はかえって簡単に見えてしまい投資対象から外してしまうかもしれません。

しかし、その分野の知識を既に持っているということは、他人よりも有利な立場にいるということなので投資対象から外してしまうのは非常にもったいないです。

得意な分野であれば、決算書やIRニュースもより深く分析し理解することが出来るからです。

分からないものには、手を出さないというのは「投資の鉄則」であり、わざわざ不利な投資先を選ぶ必要はないのです!

 

「IT・ハイテク株」より「外食・小売り株」 

成長する株と聞くと、「IT株や高度な科学技術を駆使する会社」を思い描くかもしれません。しかし、知識のない人が理解するには難しい場合が多いです。

一方、身近に存在する外食や小売り業ならどうでしょう?「美味しい食事や、便利な物を売ってお金を稼ぐ」という誰もが理解しやすいビジネスモデルです。

ハイテク株と外食・小売り株のイメージ図

日常生活の中から大化け株を発掘していたピーター・リンチは著書*1で「外食・小売り株は、ハイテク株と同じくらいの速さで成長するだけでなく、ハイテク株よりもリスクが少ない」と言っています。

 

リスクが少ない理由

最先端の技術を扱うハイテク株は、技術の変化が著しい為、ライバルの会社がより高機能の製品を発表すれば、一夜にして売上を奪われ、企業価値が半減する恐れがあるのです。

一方、飲食店であれば、近隣にもっと美味しいお店がオープンしても、すぐにシェアを奪われビジネスがダメになる可能性はありません。そのお店の状況を見極めながらゆっくり投資判断をすることができるのです。

また、ビジネスモデルが理解できる会社であると、それだけ自信をもって保有し続けることが出来ます。

 

有望な株を見つけるには

 

理解できる会社の候補の中から、有望な株を見つけるチェックポイントをいくつか挙げます。

 

PERが割安で、業績が堅調か?

PERが割安かどうかをチェックします。業績がどんなに好調でもPERが既に割高の株はおすすめしません。高成長を持続できなくなければ、PER(期待感)とEPS(一株利益)の両方が下がり、株価に大打撃を与える恐れがあるからです。

売上が着実に伸びているのに、株価が横ばいで推移している会社」は、株価が割安になっている場合が多いので狙い目です。

 

参考記事:企業の成長率に対してPERが割安かどうかの判断方法を記事にしています。

www.sumire100m.com

 

成長余地は、あるか?

ビジネスモデルが良くても、成長余地の乏しい会社には投資しない方が良いです。既に全国展開している企業よりも、まだ店舗数が少なくて、出店余地のある小さい会社の方が成長力はあります。

出店余地があるかを考える人

 

収益性は良いか?

その会社がどれだけ儲かりやすいビジネスをしているかを、営業利益率で確認します。

営業利益率(%)は「営業利益÷売上高×100」で計算することが出来ます。営業利益率が高いと、それだけ売上高の伸びに対し利益が出やすくなるので有利です。

 

チェックポイント
  • 営業利益率は同業他社と比較して、高いか?
  • もしくは、営業利益率が年々高まる傾向にあるか?

 

自己資本比率は、低すぎないか?

自己資本比率とは、総資産のうちどのくらいの割合が、その会社の純粋な資産かを見る指標です。

自己資本比率が低いと、それだけ倒産のリスクが高まりますし、設備投資などでお金が必要な際に増資をする可能性も高まります。

一般的に、自己資本比率50%以上であれば健全と判断できます。

成長企業は積極的に投資をしている為、自己資本比率が低くなる傾向にありますが、10%程度*2極端に低い場合はリスクがかなり高いので投資対象から外したほうが良いです。

 

最後に

 

自分が理解できない事業内容の会社は、その価値も将来性もはかることが出来ません。よって、投資すべきか否かの判断をする事も出来ないのです。

分からないものには手を出さず、自分が理解できるものに投資をすることが成功の秘訣です。

*1:株式投資信託マゼランファンドの運用を担当し、同ファンドの資産を2000万ドルから世界最大規模の140億ドルに育て上げた伝説のファンドマネージャーです。著書「ピーターリンチの株で勝つ」「ピーターリンチの株式投資の法則」

*2:金融や不動産は業種の性質上、自己資本比率10%前後が通常です