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「株価が動く要因」を具体的に解説!相場環境にも影響される?

「株価が動く要因」を具体的に解説!
「どうしたら株価は動くの?」というのは、多くの投資初心者が感じる疑問だと思います。

簡単に言うと買いたい人が多ければ上がって、売りたい人が多ければ下がります。そこで今回は株価を動かす要因について解説しますので是非参考にしてみて下さい。

 

どうしたら株価は動くの?

株価は買いたい人が多ければ上がって、売りたい人が多ければ下がります。

そして、需要と供給の一致した価格が株価となっています。 

なので、株を買いたい人が増えれば増えるほど株価は上昇しますし、株を売りたい人が増えれば増えるほど株価は下落します。

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株価を動かす要因とは何なのでしょうか?

 

株価を動かす要因とは?

株価を動かす要因を知るには、まず株価がどうやって形成されているのかを理解する必要があります。 

株価を表す式はいくつかあるのですが、今回は以下の式に注目してみます。

  • 株価=PER×EPS

PERやEPSとは、どのような意味で、どんな時に動くのでしょうか?

 

PERとは?

PERとは日本語で株価収益率という意味です。

このPERは会社の将来性や成長率に対する「投資家の期待感や人気度」によって動きます。 

PERの説明

PERが上がる例

  • 業績が好調で、将来の成長性が期待される
  • 東証一部に昇格すると発表
  • 株主優待が新設された、配当金の金額が増えた

将来性が期待されたり、良いニュースが発表されるとPERは上がりやすい

⇨株価が上がりやすい

PERが下がる例

  • 業績が悪く、投資家に失望される
  • 会社の不祥事が見つかった
  • 株主優待が廃止された、配当金の金額が減った

注目されなくなったり、期待感が失望に変わるとPERは下がりやすい

⇨株価が下がりやすい

PERは投資家の反応で揺れ動いています。そして、内容の衝撃度が高いほど、PERも大きく動くので、株価も大きく動きやすいです

 

EPSとは? 

EPSとは日本語で「1株あたりの利益」という意味です。EPSとは、会社が1年間で生み出した利益を、発行済み株式数(企業が発行した株式の総数)で割って出した値です。

  • 一株利益(EPS)=会社が1年間で生み出した利益÷発行済み株式数

EPSは会社の利益によって変動します。

  • 会社の利益が増える⇨EPSの値が上がる
  • 会社の利益が減る⇨EPSの値が下がる

会社の業績が上がり利益が増えればEPSも上昇、利益が減るとEPSは減少するのです。

EPSの説明

 

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株価=PER×EPS 

PERとEPSについて理解した所で、株価の式に戻ります。株価の式では、PERとEPSの掛け算になっていましたね。

  •  PER×EPS=株価

掛け算という事はPER」「EPS」の値が上昇すれば、株価も上昇します。

PER、EPSが上がると株価も上がる

このようにPERやEPSが変動することで株価は動いています。

  • PER・EPSが上昇すれば株価も上がる
  • PER・EPSが下落すれば株価も下がる

補足ですが、価格形成に商品自体の価値(EPS)が関係するのは株式特有の現象です。

例えば、債券・金などの金融商品は、商品自体の価値は変わらないので、需要と供給だけで価格が決まっています。

しかし、株式は投資した会社が売り上げを拡大し、利益を伸ばすことで株式自体の価値が高まっていく性質を持っているのです。(反対に利益が減れば価値は減る) 

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株価は「株式自体の高まり」と「需給」の両方の影響を受け変動する!

 

関連記事:PERとEPSを利用して、目標株価を算出する(株価がどのくらい上がるか予測する)方法は、以下の記事を参考にして下さい。

www.sumire100m.com

 

株価は相場環境にも大きく影響を受ける

株価変動の基本的な仕組みは上記の通りなのですが、株式市場では「企業の業績が順調なのに、株価が下がり続けている」ことも、しばしば起こります。

その理由は、もっと広い視野で株式市場を見ると見えてきます。

 

株式市場に集まる資金の量に注目

投資家の資金は、株式市場に常に留まっている訳ではなく、経済・物価・金融情勢などに影響され有利な方に流れていく性質があります。

そのため、日本の株式市場に多く資金が集まることもあれば、その資金が、銀行預金や外国株式市場や為替市場や不動産市場などに流れていくこともあるのです。

資金は循環する

日本株全体が上昇し続ける「上昇相場」では、日本の株式市場に資金がどんどん入ってきているので、株価が上昇しやすい環境にあります。

反対に、日本株全体が下落し続ける「下落相場」が起こる理由は、日本の株式市場から資金がどんどん抜けているので、株価が下落しやすい環境にあるということです。

 

需要と供給で評価が変わる

なぜ、需要と供給で株の評価が変わるのでしょうか?投資経験の少ない人はイメージしにくいと思いますので、以下の例を参考にして下さい。

「人口が増え続けている街の商店街」「減り続けている街の商店街」を想像してみて下さい。両者には同じお店が入ってるとします。

人口が増え続けている街であれば、美味しくて人気のレストランは連日大行列で大人気になりますね。そして、人気過ぎて入れないと考えた人は、味が落ちるけど空いてる別の店に行こうとするはずです。

結果、人の多い場所ではそこそこのお店であっても人が集まるのです

⇨需要>供給で店選びのハードルが下がっている状態

反対に、人口が減り続けている街であれば、美味しくて人気のレストランであってもそんなに混雑することはありません。そして、味が落ちる店にわざわざ行こうと考える人はほとんどいなくなります。

結果、人のいなくなった場所で頑張って営業していても中々報われないのです

⇨需要<供給で店選びのハードルが上がっている状態

株式市場でも同じようなことが起こっています。

上昇相場では、業績が絶好調の会社であれば大きく上昇しますし、イマイチの会社であってもある程度上昇します

⇨需要>供給で銘柄選びのハードルが下がっている状態

下落相場では、業績が絶好調であっても株価が下落することもありますし、少しでも悪いニュースが出ると必要以上に売り叩かれたりもします

⇨需要<供給で銘柄選びのハードルが上がっている状態 

つまり、企業価値だけでなく、株式市場全体の需要と供給によっても株価の評価は変わるということです。 

関連記事:金利の動きが株価に与える影響については、以下の記事を参考にしてみて下さい。

www.sumire100m.com