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上昇相場から下落相場に転じた時の「ポートフォリオ」の組み替え方とは?

 

上昇相場から下落相場に転じた時の「ポートフォリオ」の組み替え方とは?

上昇相場で大きく利益が出ていた投資法でも、下落相場では通用しない恐れがあります。そのため、上昇相場から下落相場に転じた時の「ポートフォリオ」の組み替えが必要になります。

そこで今回は、「ポートフォリオの組み換え方」や「下落相場での対応」について記事にまとめましたので、参考にしてみて下さい。

※ポートフォリオとは、金融資産の組み合わせ(どのような銘柄をどの位持つか等)のことを指します。

相場環境の変化に対応することが必要

ビジネスの世界などでは「生き残れるのは時代の変化に対応できるもの」と言われています。

株式投資も同じで、市場の相場環境の変化に対応できないと生き残れない可能性があります。特に日本株は、バブル崩壊を境に長期的な上昇トレンドは終わり、その後は上昇トレンドと下降トレンドが繰り返されています。

そのため、日本株では常に強気で全力投資という訳にはいかず、相場環境に応じてポートフォリオを柔軟に変化させる事が必要だと考えています。

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「今の投資法が流れに合っていないかも?」と感じたら見直す必要あり!

関連記事:日本株は、上昇トレンドに上手く乗れれば大きく利益が出やすいですが、間違えると大きく損をしやすい傾向があります。

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ポートフォリオを組み替え方とは?

株式市場では、上昇相場と下落相場が繰り返されています。

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  1. 上昇し始める
  2. 上昇トレンドが続く
  3. 上昇がピークを迎え下降トレンドに転じる
  4. 下降トレンドが続く
  5. 底打ちして上昇トレンドに転じる

「①~②の上昇相場」と「③~④の下落相場」では投資戦略を変える必要があると考えています。

例えば、①~②の上昇相場は資産を増やすために攻める時期と考え、成長が期待できる中小型株に集中投資し、現金比率は低めでポートフォリオを組みます。

反対に、③~④の下落相場では増やした資産を守る時期と考え、安定している大型優良株中心に分散投資+現金比率を高めでポートフォリオを組むなどの方法が考えられます。

下落相場でのポートフォリオ

気を付けたいのは、下落相場に転じているのに攻めすぎてしまうと、あっという間に損失が膨らんでしまい、反対に上昇相場で守りすぎるとせっかくの資産を増やすチャンスを逃してしまうことです。

もちろん下落トレンドに転換する時期を正確に読むのはほぼ不可能ですので、今までと違うと感じたり、先行きが怪しくなってきたら「少しずつ現金比率を高める」「下落相場に強い銘柄に入れ替える」などで徐々に「攻め」⇒「守り」とポートフォリオを変化させていけば良いと考えています。

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下落相場では無理をしない

下落相場では、無理をしないことが大切です。

下落相場の中でも、上昇トレンドを維持している銘柄があるからといって、せっかく売却して作った資金を投入する(=株式比率を高める)のはおすすめできません。

全体が下落相場の時は、投資自体が嫌になり止めてしまう人、利益が出ている内に売りたい人が増える一方で、新たに投資をしたいという人は減ります。すると、下落相場の中で上昇トレンドを維持していた個別銘柄であっても、突然下落トレンドに転じるという事も十分あり得るのです。

そのため、無理にリスクを取る必要はなく、上昇トレンドに転じる個別株が多くなってきたタイミングで株式比率を高めるのでも遅くないはずです。

※下落相場を、空売りや短期売買で乗り切れる人もいると思います。しかし私のように、空売りや短期売買が向いていない人には、以下の方法をおすすめします。

下落相場でのポートフォリオ
  • 現金比率を50~80%程度まで高める
  • ディフェンシブ株など下落相場に強い銘柄に入れ替える
  • 値動きが少ない銘柄に投資する
  • 分散投資をする

 

下落相場を楽しむコツ

下落相場だからといって、やる気がなくなり投資を止めてしまうのは、少し勿体ないかもしれません。

相場に居続けることは、経験値を高め今後の自信につながるはずです。また、投資を止めてしまったらせっかく下落相場で割安になり儲けのチャンスが到来している銘柄を見逃すことにもなりかねません。

そこで、現金比率を十分に高めてリスクを抑えつつ、以下のような部分に着目しながら投資を続けてみてはいかがでしょうか?

  • どんな方法なら資産を守れるのかを試行錯誤する
  • どんな業種が下落相場で強いのか観察する
  • 経験豊富なベテラン投資家の動きを観察する
  • 割安になりチャンスが到来している銘柄に目をつけておく

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下落相場でしか学べないことも沢山あります!

 

関連記事:現金比率を高めることは、損失を抑える効果だけでなく「精神的負担」を減らす部分でも役立ちます。

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