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PBRの基本的な見方とは?企業の割安度をはかる重要指標!

 

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PBRは、企業の割安感をはかる指標で多くの投資家が参考にしています。そこで今回は、PBRの基本的な見方について紹介していきます!

PBRは企業の割安感をはかる指標

PBR(ピービーアール)は、「Price Book-value Ratio」の略で、株価純資産倍率という意味です。

PBRは、現在の株価が1株純資産の何倍の水準まで買われているかを表していて、PBRの数値が低いほど、株価は割安と判断されます。

割安感をはかる指標としてはPERも有名ですが、PERは企業の収益から割安感を評価する指標です。そしてPBRは、現在企業が所有している純資産から割安感をはかる指標となっています。

 

PBRの数値が1倍を割れると割安

PBRは、以下の計算式からわかるように、時価総額と純資産を比較して、割安・割高を判断する指標です。

PBR(倍)=「株価÷1株あたりの純資産」もしくは「時価総額÷純資産」

PBR

※純資産とは、企業の資産から負債(会社の借金)をひいた金額です。解散価値とも呼ばれ、仮に企業が解散した場合に株主に分配される資産を指します。

 

PBRは、一般的にPBRの数値が1倍を割れると割安と判断されます。

PBRが1倍を割る企業は、その企業をまるごと買う金額(時価総額)よりも、企業の持っている純資産の金額のほうが高い状態だからです。

わかりやすく言うと、120億円の純資産をもっている会社を100億円で買うことができるようなでイメージです。(この場合、PBR=100÷120=0.83倍)

女の子
スミレ

買い値よりも価値が高くお得な状態!

  

PBRをもちいた基本的な投資法

それでは、PBRを使った基本的な投資について説明します。

1株純資産が1000円のA社の株価が①~③の場合の割安感について、PBRを使って判断してみましょう。

PBRの説明

A社(1株純資産1000円)と株価の関係
  1. 株価1000円:PBR=1000円÷1000円=1倍(妥当)
  2. 株価2000円:PBR=2000円÷1000円=2倍(割高)
  3. 株価  800円:PBR=  800円÷1000円=0.8倍(割安)

上記のように、PBRから見たA社の評価は株価によって変わります。

①の場合は、1株あたりの純資産が1000円、株価が1000円なので、株価と会社が解散したときの取り分が同じ。PBRで判断すると妥当な状態。

②の場合は、1株あたりの純資産が1000円、株価が2000円と、1株あたり純資産の倍の株価がついている。PBRで判断すると割高な状態。

③の場合は、1株あたりの純資産が1000円、株価が800円と、株価よりも会社が解散したときの取り分のほうが多い。PBRで判断すると割安な状態。

PBRを使った投資は、割安な時期(③の状態のとき)に株を買っておき、正当な評価がされたら(①や②の状態)売るというものです。

PBRは株価の底値圏をはかるのに役立つ!

とは言え、実際はビジネスモデルや事業の将来性が評価されると、PBRがある程度割高であっても許容されやすい傾向にあります。そのため、PBRが高くなった=売るのが正解とは言い切れません。

そこで、PBRは株価の底値の目安をはかるのに役立てるのがおすすめです。

財務体質が強く、収益が安定している企業である優良企業の場合、最低でも1株純資産分の価値はあると考える投資家も多く、PBR1倍割れが底値の目安として使えるからです。

 

PBRの数値は同業他社と比較しよう

PBRの平均値は、市場や業種で大きく異なりますので、同業他社と比較するのがおすすめです。

特に、将来の成長性を期待されやすい業種や、マザーズ市場に上場している銘柄は高いPBRが許容されやすくなります。 

業種・市場別の平均PBR
  東証一部 東証二部 マザーズ
電気・ガス業 0.9倍 0.4倍
不動産業 1.1倍 0.7倍 2.4倍
小売業 1.9倍 1.4倍 3.7倍
情報・通信業 3.0倍 2.0倍 12.6倍

参照:その他統計資料 | 日本取引所グループ


女の子
スミレ

事業の優位性や将来性などが評価されるとPBRも高くなりやすい!

 

また、マネックス証券の銘柄スカウターを活用すると、ひとめでPBRの推移・最小値・最大値を確認することができます。

PBRの数値を単純に見るのではなく、同業他社のPBRや、過去のPBR水準を参考にすることでより精度の高い予想ができるのではないでしょうか♪

参考マネックス証券の「銘柄スカウター」の機能や活用方法とは?  

 

ここまでPBRの基本的な見方を解説してきました。PBRを使う際の注意点(低PBRだけで買ってはいけいない理由) も合わせて参考にしてみてください♪