株式投資をおこなう上で、必須となるのが銘柄分析です。
しかし、ひとつの銘柄を分析するだけでも、過去数年分の決算書から業績をふりかえり、財務諸表の数字から会社の中身を把握し、さらには同業他社と比較したり…とやることが山ほどあります。
特に、初心者のうちは決算書のどこを見ればいいかがわからず、挫折してしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめしたいのがSBI証券の無料銘柄分析ツール「分析の匠」です。私自身、銘柄スカウターを使う前と後とを比較すると、分析にかかる時間が大幅に減り、分析の精度も高まりました♪
SBI証券の銘柄分析ツールの魅力とは?
「分析の匠」は、過去の決算などから自動で集計した数値を、グラフや表でわかりやすく表示してくれる銘柄分析のサポートツールです。
分析の匠は、高機能でありながらSBI証券に口座開設するだけで誰でも無料で使えるようになります♪
- 企業情報がコンパクトにまとまっている
- 過去10期分以上の業績推移・利益率などをグラフ化
- 四半期ごとの業績推移・利益率などをグラフ化
- 業績予想の修正履歴で企業のクセを知れる
- 各銘柄のアナリスト予想が充実
- 過去3年分の予想PERとPBR推移がわかる
- SBI証券のスマホアプリでも分析の匠が使える!
分析の匠のはじめかた
分析の匠は、SBI証券にログインして、調べたい銘柄の個別銘柄ページを開く→業績をクリック→調べたいタブ(サマリー・業績・財務分析・アナリスト予想・株価指標・業績フラッシュ)を選択することで利用できます!
【業績】決算の状況がひとめで把握できる
それではまず、業績タブの機能から紹介します。
決算発表予定で業績を視覚的に判断できる
「決算発表予定」では、進捗状況の良し悪しが「晴れ」「曇り」「雨」で表されているので、業績の調子がパッと見ただけで判断できます。※業績の調子は、進捗率や前年同期までの進捗率との比較などをもとに算出されています。
「今期進捗状況」では、前期の業績と今期業績を比較したグラフや、コンセンサス予想、(複数の証券アナリストによる業績予想の平均)、前期の進捗率などがわかります。
過去の業績修正履歴がわかる
「会社発表履歴」では、最大過去5年分の企業の業績予想と通期実績の推移が表示されます。
企業の業績予想と通期実績とのズレに注目することで、企業の発表する業績予想が「保守的な業績予想を出すのか?」「強気な業績予想を出しやすいのか?」が把握できます。
たとえば、期中に上方修正を出す傾向にある企業なら、まずは最低限達成できる数値を業績予想で開示し、具体的な業績が判明した段階で上方修正を出す可能性が考えられますね。
過去の企業の修正のクセを知ることで、上方修正を期待した先回り投資ができるようになります♪
【財務分析】過去の業績を自動でグラフ化!
次に「財務分析」の機能を紹介します。
過去10期分以上の業績推移・利益率などをグラフ化
「業績推移」では、過去10期以上の売上高や利益率などの推移が簡単に分かります。
実際、四季報などでも過去5期分しか振り返れないので、過去10期分以上の業績のを簡単にチェックできるのは貴重です。
また、タブを切り替えることで、前期比や利益率の推移も瞬時にグラフ化できるので、自分で計算する手間がかかりません!
四半期ごとの業績推移・利益率などをグラフ化
「銘柄スカウター」では、決算書にのっていない「四半期ごとの業績」を自動でグラフ化してくれます!
業績の伸びが加速している(または鈍化している)などの変化にいち早く気づくためには、四半期単体の業績を見ることは重要です。
【アナリスト予想】プロ投資家の業績予想がわかる!
次に「アナリスト予想」の機能を紹介します。
アナリスト予想では、主要証券会社21社のアナリストの調査レポートに掲載されている業績予想値、レーティングおよび目標株価をデータベース化した数値がわかります。
会社予想通りの決算でも、コンセンサス予想を下回ると株価が下がることもあるので、市場予想を把握しておくことは投資をする上でとても大切です!
私の場合は、SBI証券のアナリスト予想や四季報の業績予想(四季報記者による予想)を参考にして、自分なりの業績予想を立てて投資に役立てています♪
【株価指標】過去の株価指標をもとに分析できる!
次に「株価指標」の機能を紹介します。
「株価指標」では、最長5年分のPER・PBRがチャート形式で表示されます。これにより、各指標の推移を簡単にチェックできます。
過去にどの程度までPERやPBR、配当利回りが上昇したか(また下落したか)をチェックすることで、現在の株価の水準が割高・割安の判断材料のひとつとして使えます!
SBI証券のスマホのアプリでも「分析の匠」が使える!
さらに、SBI証券のスマートフォン用の株アプリでも「分析の匠」を利用することができます。
内容は簡易版で省略されている部分もありますが、外出中などにサクッと確認するのに便利です!
まとめ
私自身、「分析の匠」を使いはじめたことで、ひとつずつ自分で情報を集めて整理する手間がなくなり、銘柄分析がとても楽になりました!
SBI証券の口座開設は無料ですし、ひとりで複数の証券会社の口座を持つこともできます!なにより、無料ツールとしての価値はとても高いので、企業分析の負担を減らしたい人は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。