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少額でもOK!20代から株式投資を始める3つのメリットとは?

 

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「株式投資って何歳から始めればいいんだろう」と悩んではいませんか?

現在、株式投資を行う人の半数は60歳以上です。しかし、株式投資を始めたいと考えているなら、なるべく早いうちに始めることを強くおすすめします。

私は20代前半で株式投資を始めたのですが、20代から株式投資を始められて心から良かったと思っています。

今回は、私が感じた20代から株式投資を始める3つのメリットを紹介しますので、投資を始めようか迷ってる人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

20代から株式投資を始める人は、ごく僅か 

私は、投資家であった父の勧めで20代前半から株式投資を始めました。

しかし、日本証券業協会の調査によると、個人投資家の年齢層は60代以上が6割近くを占めており、20代~30代の個人投資家の割合は、全体のたった8%だったのです。

個人投資家の年齢層の図

出典:日本証券業協会 個人投資家の証券投資に関する意識調査

 

確かに、私の周りでも株式投資を20代から行っている人はほとんど見かけません。 しかし、個人的には60代から株式投資を始めるのでは遅すぎると考えています。

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株式投資には、早く始めた人が得られる大きなメリットがあるのです!

 

複利の威力を引き出す為の時間がある

1つ目のメリットは、資産形成する為の十分な時間がある事です。20代から資産運用を始めると、40年以上投資をする事が出来ます。

時間をかけることで「複利の威力を最大限に引き出すこと」が出来るのです。

複利とは?

複利とは「利子に利子が付くこと」ですが、時間が長ければ長いほど複利の威力は絶大なものになります。

これを株式投資に置き換えると、元手を運用してお金が増えると「そのお金を元手に、さらにお金を大きく増やしていくこと」が出来るのです。

これによって、労働では考えられないペースで資産を増やす事が出来ます。

複利の効果

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天才物理学者のアインシュタインも、「複利は、類最大の発明」や「宇宙で最も偉大な力」と言っています!

複利で運用するとこんなに増える

時間が十分にある人が複利で運用した場合、資産にどのような影響をもたらすのでしょうか?

元手100万円を年利15%で運用した場合で考えてみましょう。

以下のグラフを見ると、元手の100万円

  • 10年後には、406万円
  • 20年後には、1630万円
  • 33年後には、なんと1億円を突破するのです。*1

 

複利の説明図

 

年数が経過するほど、資産が雪だるま式に増えていくのが分かると思います。これが、時間を味方にした場合の「株式投資での複利の効果」です。

複利計算」で自分の元手を基準に、数値を変えて計算してみても面白いと思います。

 

POINT
  • 複利は、「時間の経過と伴にその威力が増大する」ため、少額の元手であっても長い年月を掛ければ掛けるほど得られるリターンは大きくなる

⇒資産を築く為には、少しでも早く始め、稼げる仕組みをつくれた人が有利!

 

失敗してもやり直すことができる

2つ目は、若いうちであれば、失敗してもやり直せる事です。 

投資経験が少ないと冷静な判断が出来ない

株式投資は、全て自分で判断し決断する必要があるのですが、投資経験が少ないと、目先の株価に感情を揺さぶられて冷静な判断が出来ず損をしてしまう場合が多いのです。

例えば、暴落時に恐怖や不安から損失に耐えられずに、全てを売ってしまう事もあると思います。

運良く利益が出た場合でさえも、欲望を上手にコントロールで出来ず、もっと儲けたいという気持ちから無茶な投資をしてしまい、結果資産の大半を失ってしまうことさえあるのです。

若いうちの失敗はやり直せる

このような失敗も、20代~30代であればいくらでもやり直せるのです。

元手も少ない場合が多いので、失敗して損失が出ても十分やり直せる金額だと思います。そして、失敗と成功を繰り返しながら、少しづつ学ぶための時間があるのです。

若いうちの失敗なら、失敗から学び、いくらでもやり直すことが出来ます!

年齢を重ねるとやり直しが難しくなる

年齢を重ねれば重ねるほど、慎重に投資を行う必要があります。特に、定年退職を機に初めて株式投資で資産運用をしようと場合は要注意です。

退職金を元手に、株式投資で資産運用をして老後の生活の足しにしようと思うかもしれません。

しかし、精神面を考慮すると「株式投資は本来余裕資金で行うべき」であり、いきなり生活費をまかなうのは難しいのです。

さらに、資産運用を今までしてこなかった人が退職金で資産運用する場合、いきなり大金を運用することは非常にリスクが大きく損失を出した時に取返しがつかなくなる場合もあるのです。

 

周囲に反対されにくい

3つ目は、周囲に反対されにくい事です。

独身時代は、お金の使い道を自分ひとりで決めることが出来ます。

しかし、結婚すると「自分のお金⇒家計のお金」となることが多いです。そうなると、株式投資をやりたいと思った場合、家族の理解が必要になります。

もし、パートナーが投資に対して否定的な考えであれば、投資資金を作ることも困難になってしまいます。

また、仮に多額のローンを組んでマイホームを購入したなら、その時点でローン返済に追われることとなり、投資に回せるお金は限りなく少なくなってしまいます。

 

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独身時代に貯めたお金は自分のものですので、少額であっても結婚するまでに少しづつ元手を確保しておく事をおすすめします!

 

最後に

「投資は難しそうだし、周りのみんなが始めてからでいいや」という考えは非常に勿体ないですし、それでは遅いと思います。

投資は車の運転に似ています。車の運転は初めは恐いですが、スピードを出し過ぎずに、安全運転をする方法を身につければ、徒歩では考えられないくらい遠くの場所に行けますよね?

投資も同じで無茶な投資をせず、安全な運用方法を身につければ、貯金では考えられないくらい大きい資産を運んでくれるのです。

そのためには、少額でも「投資に触れ、慣れること」は大切です。将来、お金に不自由する生活を送りたくないのなら、今から少しづつ準備していく事をおすすめします。

時間をかけて元手を増やす

 

少額から投資を始めてみよう

投資に興味があるけど怖くて一歩が踏み出せない人は、以下の方法がおすすめです。

  • 知識が乏しくても株を買ってみる
  • まずは少額からはじめる

株式投資を始める時に「十分勉強してから投資をしよう」「まずはトレードの練習ができるツールで慣れよう」などと考えるかもしれません。

しかし、最低限の基礎知識を勉強したら思い切って株を買ってみることをおすすめします。

まず買わないことには何も始まりませんし、経験値も増えません。 そこで、身近な企業や好きな企業の株を買うことから始めてみてはいかがでしょうか。 

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※口座開設は開設費や維持費は一切かからずに無料でできます!

 

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www.sumire100m.com

*1:実際の運用では仮に利益確定すると20%ほど税金が取られますが、今回は分かりやすく説明する為に税金の計算は省いています。