株式投資の育て方 -個人投資家のお悩み解決ブログ

投資戦略や企業分析の方法などをわかりやすく解説しています。

【株式投資】企業のIRに電話して情報収集する方法とは?

【株式投資】企業のIRに電話して「情報収集」する方法とは?

今回は、IRへの電話方法についての記事です。このブログでは、何度か「分からない事は企業のIRに電話してみよう!」と書いてきました。

しかし、慣れないうちは、企業に直接電話をするということは中々勇気がいると思います。私も過去、何を聞けばいいか分からず不明な点があってもそのままにしていたこともありました。

けれど、コツさえ掴んでしまえば、個人投資家にとってIRへの電話は大きな武器になります。そこで、IRへの電話の方法やコツについて詳しく書いてみたいと思います。

 

IRへの問い合わせは電話がおすすめ

個人投資家が、企業のIR担当者に直接会って質問することは会社説明会や株主総会などのイベントがあるとき以外は難しいです。

そこで、個人投資家が企業のIRへの問い合わせる場合は、電話かメールの2つの手段から選択する事になりますが、個人的には得られる情報が多い電話の方がおすすめです。

  • メール:気軽に質問できるが、表面的な返答になったり本意が伝わりにくい
  • 電話:会話の中で情報を引き出す事ができ、返答する時の話し方や雰囲気で意気込みを感じ取りやすい

電話する際は、企業のHPの問い合わせに載っている番号に電話をしましょう。

f:id:sumire100m:20180420150422j:plain

個人投資家の〇〇と申します。IR資料に関していくつか質問したいのですが、担当の方はいらっしゃいますか?』などと聞けば繋いでくれます。

 

IRへ電話する前に下準備をしよう

いきなりIRに電話するのではなく、あらかじめ下準備をしておくことをおすすめします。

 

企業のHPやIR資料に目を通しておこう

まず、聞きたい事がある場合、IRに電話する前に、企業のホームページやIR資料などにひと通り目を通しておきましょう。

これには、2つの理由があります。

下調べをすべき理由

  1. 「よくある質問」などの箇所に、聞きたいと思っていることがすでに記載されている場合があり電話しなくても解決することがある
  2. 質問する会社のことをよく調べていないと、質問の内容が浅くなってしまい、会社からも表面的な回答しかもらえない

このように、下調べなく電話してしまうと相手は時間の無駄になり、自分は有利な情報を得られずお互い時間の無駄になってしまうのです。

f:id:sumire100m:20180420150422j:plain

しっかり下調べをしてから電話をする事で、IR担当者に「当社のことをしっかり理解しているな」と思ってもらえるようにしましょう!

 

質問内容は、あらかじめ紙にまとめておこう

私は、質問したい内容をあらかじめ紙に書いてまとめてから電話をするようにしています。

特に初めてその会社に電話するときは、緊張して質問が飛んでしまったり、複数質問したかったのに聞き忘れてしまったなんて事になってしまうおそれもあります。

そのため、聞きたいことをすべて聞けるように、質問の要点をまとめておくと安心です。

IRに電話してみよう!個人投資家が企業に問い合わせて情報収集する方法とは?

 

良い回答がもらえやすい質問内容とは?

質問の仕方によって、良い回答がもらえるか否かが変わります。中には答えにくい内容もあるので、IR担当者が答えやすいような質問を考えることが大切です。

 

直接的・抽象的な質問はやめよう

直接的な質問や抽象的な質問だと、IR担当者も答えにくく表面的な回答しかもらえません。

そして、世間に公表される前に「会社の経営に関する重要事項を口外すること」は禁止されていますので直接以下の内容を質問しても回答はもらえないので注意しましょう。

  • 合併・会社の分割
  • 株式の分割
  • 新株予約権の発行
  • 資本の減少、自己株式の取得
  • 新製品や新技術の事業化
  • 事業の譲渡、譲り受け
  • 業務提携
  • 業務の上方修正、下方修正
  • 利益の配当
  • 債権者による債務免除
  • 業務上で発生した損害

出典:1分で分かる!インサイダー取引とは何か? [暮らしの法律] All About

 

例えば、「今期の業績は順調ですか?」「増配や優待の新設はありますか?」などの質問は、知っていてもIR担当者の口から公表できない内容であるため、「発表をお待ちください」「今のところ予定はないです」などの回答しか得られないのです。

 

間接的・具体的な質問をしよう

「公表していません」などと言われてしまいそうな質問の場合、角度を変えて質問する必要があります。

IR担当者が答えやすい質問をする為には、会社を下調べした事を生かして間接的な質問や具体的な質問を心がけましょう。

  • 現金を溜め込んでいる会社の場合

「増配や優待の新設はありますか?」と質問するよりも、「現金が増えてきているようなので、この現金の使い道についてお聞きしたいのですが、今後の設備投資に使われる予定ですか?それとも増配や優待新設などの株主還元を強化していく方針ですか?」など間接的かつ具体的にその用途を聞くことで、会社の今後の方向性を把握することができます。

  • 業績予想が控えめな数値の場合

「業績予想は保守的ですか?」と質問するより、「業績予想が控えめな数値に見えますが、 例年通り保守的な数値を出して様子をみていると受け止めて良いのでしょうか?もしくは、他に何か業績に影響を与える要因があるのでしょうか?」など、例年の傾向と絡めて質問する事で、相手も答えやすくなります。

 

最後に

株主であるからといって、「一方的な上から目線の質問」にはならないよう気を付けましょう。IR担当者も、株主の印象を良い悪いで判断して、それによって返答内容が変わることもあると思います。

IR担当者に電話をするイラスト

貴重な時間を割いて回答してもらっているという姿勢で質問する株主」でいた方が良い情報を教えてもらえる可能性が高いのではないでしょうか?