株式投資をしていると、誰もが経験するのが、突発的な株価の暴落です。
これまでコツコツと積み上げてきた資産が、短期間で大きく目減りしてしまうのは、投資家にとって大きなストレスとなります。
さらに、市場全体が悲観的なムードに包まれ、「これからどうなるのだろう」という心理的なプレッシャーも大きな負担となります。
私も過去に何度も暴落を経験し、その度に振り回されてきましたが、少しずつ暴落への対処法を身につけることができました。
そこで、この記事では、経験から学んだ株価暴落を乗り切るためのコツを紹介します!
株価暴落時に避けるべき行動
株価が暴落しているときに避けたいのは、その状況に慌ててしまい、売るつもりのなかった株を思わず売ってしまうことです。
周りの人が慌てている様子を見ると、自分も不安になり、楽になりたい気持ちからついつい株を手放してしまうことがあります。
しかし、株価暴落のたびに株を売って、株が反発してから買い直していると、「安値で売って高値で買い直す」という、もっとも避けたい状況に陥るおそれがあるため要注意です。
株価暴落を乗り切るためのコツ
ここからは、私自身の経験から学んだ株価暴落を乗り切るコツについて紹介します。
株価を見ない
株価が大きく下落すると、ついスマホで頻繁に株価をチェックしてしまいますよね。
しかし、暴落時にリアルタイムで株価をチェックしていると、どんどん不安やストレスが募ってしまうものです。
そこで、株価をなるべく見ないことをおすすめします。
私であれば、この価格で買えたらラッキーと思える価格に指値注文を出した後は、一旦スマホの電源を切って、他のことに集中するようにしています。
掃除や読書、散歩など気分転換できるものを持っておこう!
掲示板やSNSを見ない
株価が大きく下落する局面では、株式投資の掲示板やSNSで、不安を煽るような書き込みが頻繁に見受けられます。
特に、フォロワー数の多い投資家の発言は参考にしたくなるものですが、必ずしも根拠のある情報とは限りません。
周囲の意見に左右されやすい方は、これらの情報に振り回されて投資判断を誤ってしまうおそれがあるので、あまり見ない方が良いでしょう。
保有株の評価額の減少に焦らない
株式市場が大きく下がる時、持っている株の価値が一時的に大きく減ってしまうことがあります。
しかし、株価が下がっても、減るのは評価額であって、保有している株の枚数自体は変わりません。 つまり、株価が上がれば、また株の評価額も回復することを意味します。
そのため、短期的な評価額の増減に一喜一憂しすぎないことが大切です。
減っているのはあくまで評価額!保有株数は減らない!
保有株に投資した理由を再確認する
株価が大きく下落してつい売りたくなったときには、一度立ち止まって、なぜこの株を買ったのか、その理由を改めて思い出してみましょう。
買うと決めたときの投資判断を思い返すことで、「こんなところで売るのはもったいない」という冷静な判断ができるはずです。
また、市場の雰囲気に左右されやすい人は、投資先の企業について、十分に理解できていないのかもしれません。
企業の業績や将来性をしっかりと分析し、企業の本質的な価値は変わっていないのだから、売却する必要はないと思えるようになれば、感情的な売買を防ぐことができます。
暴落中に株を投資家がいることを意識する
市場が暴落していると、売りが目立ちますが、その一方で淡々と株を買っている投資家も存在します。
成功する投資家ほど、市場が大きく下がって怖いと感じるときこそ、価値ある株を買うチャンスだと感じられるのです。
重要なのは、他の人がおそれているときにこそ積極的に投資し、逆に他の人が強気になっているときには慎重になることです。
慣れないことに手を出さない
暴落時に不安や焦りから新たな投資に手を出すことはリスクが高いです。
よくわからないけど上がりそうな株を買ったり、損失を焦って取り返そうと信用取引に手を出したりすると、予期しないリスクを抱えるおそれがあります。
そこで、暴落時こそ、得意な投資方法や自分がよく理解している分野に集中し、慣れないことには手を出さないことをおすすめします。
さいごに
ここまで、株価暴落を乗り切るコツについて紹介してきました。
私自身、過去に感情に振り回され、損をしてきたからこそ、冷静になることこそが重要だと学びました。
株価暴落は投資家にとって大きなストレスとなりますが、市場が悲観的な時こそ、将来性のある企業に投資するチャンスでもあると思って前向きに乗り越えましょう!
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