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夜でも株が買えるPTS取引とは?メリットとデメリットを解説!

 

夜でも株が買えるPTS取引とは?メリットとデメリットを解説!

PTS取引を活用すると、株式市場の閉まっている時間にも取引ができるようになります。日中忙しいときや、取引時間外に発表された決算発表などに素早く対応できるので重宝しています。

そこで今回は、PTS取引の説明・メリットとデメリットについて詳しく解説していきますので、参考にしてみてください♪

PTS取引とは

通常の株取引は、証券会社から証券取引所を通して売買をおこないます。そのため取引できる時間は、株式市場が開いている平日の『9:00~11:30』(前場)と、『12:30~15:00』(後場)に限られています。

しかし、証券取引所を通さず証券会社同士のネットワークで取引をおこなうPTS取引(私設取引システム)を利用すると、株式市場が閉まっている時間でも株取引ができるようになります!

日本で運営されているPTSの種類

日本で運営されているPTSには、SBIジャパンネクスト証券が運営するジャパンネクストPTS(JNX)と、チャイエックス・ジャパンが運営するチャイエックスPTS(Chi-X)の2種類あります。 

PTSは東証のように前場と後場のあいだのお昼休みがないだけでなく、取引時間もとても長くなっています。

  • ジャパンネクストPTS:『8:20~16:00』(デイタイム)『16:30~23:59』(ナイトタイム)
  • チャイエックスPTS:『8:00~16:00』(デイタイム)

また、夜間取引ができるのは「ジャパンネクストPTS」です。

夜間取引ができるジャパンネクストPTS

f:id:sumire100m:20200720173226p:plain出典:SBI証券

ジャパンネクストPTSを利用すると、夜間取引ができるのですが、すべてのネット証券で利用できるわけではないので注意が必要です。

ジャパンネクストPTSが使えるネット証券会社は、SBI証券松井証券楽天証券などです。

ちなみに、ジャパンネクストPTSの取引時間は、ナイトタイムの開始時間が16:30~ですが、SBI証券以外は30分~1時間ほど開始時間が遅くなっていますので注意が必要です。(楽天証券17:00~、松井証券17:30~)

女の子
スミレ

SBI証券なら、16:30~取引できる!!

 

PTS取引のメリット

取引時間外のニュースに対応しやすい

PTS取引の一番のメリットは、取引時間外のニュースに対応しやすいことです。

日本企業の決算発表は、株式市場の終了した15:00~15:30のあいだに集中します。そのため、好決算を発表した企業の株を買いたいと思っても、証券取引所での売買では、翌日の9:00まで待たなければなりませんね。

しかし、翌営業日まで待っていると好決算であることが、多くの投資家に知れ渡ってしまいます。特に、想定より数字の良かった決算は、株探やTwitterなどで勢いよく拡散され買い注文が殺到するので、有利な価格で売買することが難しくなります

一方で決算発表直後には、まだ多くの投資家がチェックしていないこともあり、株価に十分織り込まれておらず、PTSを通して割安な価格で取引できることがあります。

ちなみに、前場と後場の間に昼休みに決算を発表する企業もありますが、この場合もPTSなら即注文を出すことができます。

このようにPTS取引を使うと、翌営業日まで待たなくてもすぐに取引できるので、株価に大きな影響の出る決算発表シーズンなどには重宝しています。 

細かい指値注文ができる

PTS取引は、取引所よりも細かく指値注文を出すことができます。

銘柄の種類や値段にもよりますが、東証では、1000円・1001円・1002円…であるのに対し、PTSでは、1000.0円・1000.1円・1000.2円…というように、最小1000分の1単位での細かい指値注文ができます。

また、取引所とPTSで取引時間が重なる時間帯では、両者の価格を比較することでより有利な値段で取引できる可能性もあります。

例えば、「取引所では1000円の売り注文がでているが、PTSでは999.5円の売り注文が出ている。」というような状況では、PTSを利用して買い注文を出したほうが安く購入できます♪

SBI証券の夜間取引なら手数料無料

SBI証券の場合、通常の株取引よりも、PTSのほうが取引手数料が安くなります。

1注文ごとの取引手数料(税抜)
 取引時間 5万円 10万円 20万円 50万円
デイタイム 47円 86円 100円 238円
ナイトタイム 0円

SBI証券のPTS取引では、昼間の手数料は取引所より約5%安く、夜間なら手数料無料で取引ができます!投資コストを抑えた取引ができるのもPTS取引のメリットです♪ 

 

PTS取引のデメリット

注文方法が限定される

PTS取引の注文方式は、「指値注文」のみで、「成行」や「逆指値」などでは注文ができませんので、注意が必要です。

また、PTSで信用取引のできる時間帯は、株式市場の開いている9:00~11:30、12:30~15:00で、それ以外の時間帯は、「現物取引」のみとなっています。

流動性リスクがある

決算シーズンや材料が出た際には、PTSでも出来高が増えて取引が成立しやすいですが、通常のPTSでは、参加者が少なく「買いたいのに売り注文がでない」、「売りたいのに買い注文が出ない」といった流動性リスクがあります。 

また、PTSでは、何の材料もないのに株価がストップ高やストップ安になることがありますが、これは流動性のなさを利用した誤発注狙いの板が出ていることが主な原因です。

実際、「終値890円の株に対して980円で売り注文を出す」、「終値1750円の株に対して1570円で買い注文を出す」というように、見間違えてしまいそうな注文が出ているのをよく見かけます。

勘違いして取引すると損をしてしまうので、しっかり株価を確認するようにしましょう。

翌営業日あつかいになる時間帯に注意

デメリットではありませんが、翌営業日あつかいになる時間帯は、勘違いしやすいので紹介しておきます。(私も何度か間違えています…汗)

  • 8:00~16:00(デイタイム)→当日の取引として処理される
  • 16:30~23:59(ナイトタイム)→翌営業日の取引として処理される

上記にあるように、デイタイムの取引は当日分として処理されますが、ナイトタイムの取引は翌営業日分として処理されます。特に、株価が大きく動く決算発表時には、混乱しやすいので注意しましょう。

例えば、当日に前日比-10%の900円で引け、15:00以降に好決算が発表されたことで、デイタイム中のPTSで、一気に+15%の1150円まで株価が上がったとします。

この場合、単純に15%上昇したわけではなく、当日の-10%から好決算で+15%になったので、実質25%上昇していることになります。勘違いして、高値つかみをしないようにしましょう。

一方で、同日の16:30以降の取引は翌営業日あつかいになります。翌営業日ということは、前日の終値である900円からのスタートです。

(余談ですがこの事例の場合、翌営業日あつかいになったことで、値幅制限も1050円に変更されます。すると、値幅制限がかかりデイタイムで取引されていた1150円で買うためには、さらに翌営業日まで待たなければなりません…。よほど良い決算であった場合、時間がたつにつれて買い注文が殺到することもあるので、高くてもデイタイムのうちに買っておけば良かったなんてことも。)

ほかにも、権利付き最終日の夜間に買った株は、翌営業日の取引としてあつかわれるので、優待や配当を得る権利はもらえないので要注意です。

女の子
スミレ

デイタイムとナイトタイムで約定日が変わる! 

 

PTS取引におすすめ

PTS取引には、SBI証券がおすすめです!SBI証券は、夜間取引の手数料無料に加え、夜間取引の開始時間が16:30~と早いので有利に取引ができます♪

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