株式投資の育て方 -個人投資家のお悩み解決ブログ

投資戦略や企業分析の方法などをわかりやすく解説しています。

失敗から学ぶ!感情に左右されない投資家になる「忍耐力の鍛え方」

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今回は、株式投資で必要な「忍耐力」についての話しです。私は、過去に忍耐力が無くて利益を逃してしまった経験があります。しかし、そのことがきっかけで忍耐力を鍛えることの重要性について考える様になりました。

 

 

なぜ、忍耐力が必要なのか?

 

株式市場の実態

株式市場では、驚くべきことに9割の投資家が損をしていると言われています。

一時的にであれば、運やタイミングが良ければ誰でも利益を出す事は出来ます。しかし、長期的に見ると運やタイミングだけでは、勝ち続ける事は出来ません。また、企業を分析出来る力が十分に備わっているはずの会計士や経済の専門家でも、投資で成功できない人が大勢いるのです。

多くの投資家が失敗してしまう原因は、株価に翻弄されてしまう「人間の感情」にあります。

 

忍耐力がなく失敗した過去の経験

私は過去、相場心理などは考えず、企業分析だけに力をいれ勉強していました。その成果もあり、現在の株価に対して今後どの程度まで評価されるかを自分なりに予測する事が出来るようになっていました。

実際に2000円程度まで株価の上昇余地があるだろう会社が、半値の1000円で放置されている時期に仕込むことに成功し、見事その株は数か月後には私の予想通り2000円を達成したことがありました。私は、本来なら予想が当たり十分な利益を得るはずでした。

しかし実際は、株価の予測はしていたものの、少し利益が出た所で感情に揺さぶられ、1200円程度で売却してしまっていたのです。

 

「プロスペクト理論」に学ぶ

 

投資家を惑わせる「プロスペクト理論」とは?

本来、2000円の価値がある株を1200円で売ってしまう非合理的な行動をとってしまったのです。私は、最後まで保有できなかったことをとても悔しく思いました。

では、なぜ冷静な判断が出来なくなってしまったのでしょうか?

その答えは、「プロスペクト理論」にあります。プロスペクト理論とは、ダニエル・カーマンによって発見された行動心理学の一つです。

 

プロスペクト理論の概要

今まで人間は、「リスクを伴う意思決定は、期待値に従って合理的に行われる」と考えられていた。しかし実際には、「その人が置かれている心理状況によって非合理な行動を取る事がある」と分かった。

 

そしてこのプロスペクト理論の実験では、以下のことが証明されています。

人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向(損失回避性)がある。

出典:プロスペクト理論 - Wikipedia

 

株式市場でよくある心理行動 

私は、せっかく出た利益を失いたくないという感情に揺さぶられ、早々に利益確定をしてしまった事になります。感情に左右され、合理的な判断ができなくなっていたのです。そして、この心理行動こそが多くの投資家が投資で成功できない感情のワナなのです。

株価が上がり利益が出ると「この利益が無くなったら嫌だから、すぐに売って利益を確定しよう」という心理が働きます。反対に株価が下がって損をすると、「損を確定するのは嫌だから、このまま様子を見よう」という心理が働くのです。

結果、利益は少なく損は大きくなってしまうのです。

 

忍耐力を鍛えるには?

 

このままでは、資産を増やす事が出来ません。そして、実際に成功している人達は皆、感情に左右されない忍耐力を持ち損小利大を実践しています。

その為には、すぐ売る癖を治し忍耐力を鍛える必要があるのです。

では、株価に翻弄されずに、自分を貫く忍耐力はどうやって身につければいいのでしょうか? 私は「考え方」「経験」「分析力」を土台に忍耐力を鍛えることにしました。

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「経験」から学び「考え方」を変える

なぜ、すぐに売りたくなってしまうのでしょうか?

すぐ売りたくなってしまう要因 

  1. せっかく出た利益を失いたくない
  2. 上昇局面だけをいいとこ取りしたい
  3. 先行きが不安定だから

損失回避をしたい気持ちから、すぐに売りたくなってしまうのです。この行動は人間の本来の心理であり、この心理に逆らう事は簡単ではありません。

しかし、たくさん失敗を重ねていくうちに「このような行動を繰り返していては利益は伸ばせない」という事に気づくことが出来ました。沢山の経験のおかげで、上昇局面だけをいいとこ取りするのは難しいと分かったので、一時的な下落も覚悟の上で保有しようと考え方が変わりました。

 

POINT
  • 考えが変わった事で、少しづつすぐに売る癖も抑えられるようになった
  • 分析力が加わることで、自分の投資判断に自信を持ち、忍耐強く保有し続ける事が出来るようになった。

 

焦らず、成長を見守ろう

 

私は、忍耐力を鍛えるようになってからの方が、株式投資での精神的負担が減り長期保有を楽しめるようになりました。

株式市場で、相場を読んだり、コントロールすることはできません。

しかし、コントロールできるものもあります。それが、自分の感情す。 「上手く売り抜けよう!」「絶対損をしたくない」と目先の利益ばかり考えるのではなく、会社の成長が続いているなら、一時的な暴落も受け入れよう。という気持ちを大切にしています。

それでも不安になった時は、「企業価値は優秀な経営者によって、日々向上しているのだから、一喜一憂せず安心して保有しよう。と考えるようにしています。

目先の損益にとらわれ過ぎず、焦らずゆっくり成長を見守るスタンスを取れれば、自然と忍耐力も高まっていくのではないでしょうか?