「本当はもっと家族や友人との時間を増やしたい」「自分が働かないと生活が出来なくなってしまうから仕方なく働いてる。」そんな悩みはありませんか?
いくら頑張って働いても楽にならないのには、働き方に原因があります。今回は、不労所得の仕組みや、作り方について解説していきたいと思います。
不労所得の仕組みとは?
「不労所得」と「労働所得」の違い
「労働所得」とは、自分が直接働いて得られる所得です。安定した給料を得る事が出来ますが、自分が働いた対価として給料を得ているので、自分が働くのをストップしてしまうと給料も止まってしまいます。
一方、「不労所得」とは、一度仕組みを作ってしまえば自動的に収入が生まれるものを指します。不労所得は、軌道に乗るまで時間がかかる場合が多いですが、自分が直接働かないで収入を得ることが出来るので、時間とお金の両方を得る事が可能です。
収入の生み出し方に違いがある
なぜ、不労所得は時間とお金の両方を得る事ができるのでしょうか。
その理由は「不労所得」と「労働所得」の収入の生み出し方の違いにあります。
収入の生み出し方の違いについて、金持ち父さんシリーズで有名なロバート・キヨサキの書籍「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を参考に解説します。
ロバート・キヨサキによると、お金の稼ぎ方は大きく分けて、従業員・自営業・ビジネスオーナー(社長)・投資家の4パターンに分けられると言います。
この4パターンの違いは職業の違いではなくどうやって収入を生み出しているかの違いだという点に注目してください。
収入の生み出し方の違いを、医者を例にとって説明します。
- 従業員として働きたい医者は、大きな病院に勤める
- 自営業として自ら働きたい医者は、自分の病院を開業し自ら患者を治療する
- ビジネスオーナーになりたい医者は、医院を所有し医者やスタッフを雇って働かせる
- 投資家として収入を得たい医者は、不動産や株に投資する
上記のように、同じ医者という職業の人でも収入の生み出し方は、働き方によって変わるのが分かるのではないでしょうか?
- 「従業員」や「自営業」を選択した医者:自分が働いた分が収入になる
- 「ビジネスオーナー」や「投資家」を選択した医者:雇ったスタッフや不動産・株が収入を生みだす
また、病院に勤めながら投資家になる事も可能なように、一つに絞る必要はなく複数に所属する事も可能です。
自分が働かないで、収入を得るには?
上記の医者の例でも分かるように、従業員と自営業では、自分が休めば収入がストップしてしまいます。これでは、いつまでたっても楽をする事は出来ません。
不労所得を得る為には、自分が休んでも収入を手に入れる仕組みが必要です。
すなわち、「ビジネスシステムと従業員を持つビジネスオーナー」や「お金が自分の為に働く投資家」など、自分が直接働かなくてもいい収入源を持つことが必要なのです。
参考文献: 「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」
- 労働所得:自分が直接働く必要がある
- 不労所得:自分が働かなくてもお金を生み出す仕組みがある
不労所得の作り方とは?
自分に合うものを探そう
自分が働かなくても良い収入源と聞くと、難しく感じるかもしれません。しかし、手段は沢山あるので自分に合っているものを見つけましょう。
働かなくても収入を生む例
- 自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
- 株
- 債券
- 投資信託
- 収入を生む不動産
- 手形・借用証明
- 音楽・書籍などの著作権
- その他価値のあるもの、収入を生みだすもの
引用:「金持ち父さん 貧乏父さん」第三の教え・自分のビジネスを持つ
上記の中には、難易度の高いものも含まれていますし、いきなり今の仕事を辞めて起業しようと考える必要はありません。個人的には、仕事をしながらでも片手間で出来る資産作りとして以下の3つをおすすめします。
- 株式投資
- ブログ
- イラスト
株式投資は「財産作りの王様」
まず、投資を考えているのであれば「株式投資」が一番おすすめです。株式投資は「財産作りの王様」といわれるくらい、不労所得に適しているのです。
その理由は、FXや債券、金や不動産などへの投資は固有価格が決まっていて需要と供給つまり「人気化」するかで価格が決まります。一方、株式は投資している会社が売り上げを拡大し、利益を伸ばすことで固有価値が高まっていく性質を持っているので、「固有価値の高まり」と「人気化」の両方を享受することが出来るため、それだけ資産が大きく育ってくれるのです。
しかし、投資手法には注意してください。株の売買を頻繁に繰り返すトレーダーは、売買を頻繁に繰り返す必要があり、手を休めたら収入がストップしてしまうので労働と変わりません。
投資でお金を働かせたいなら、「固有価値の高まり」と「人気化」の両方を享受するような投資(中長期保有)を心がけましょう。さらに、株式投資であれば、資産を大きく増やした後は、リスクを抑えた配当金生活などへの移行も可能です。
様々な金融商品がある中で、投資価値そのものが高まっていくのは株式だけ!
ブログ記事やオリジナルのイラストも資産になる
一番のおすすめは株式投資ですが、元手がないと運用出来ないデメリットがあります。そこで、元手が無い場合は得意分野を生かした資産作りがおすすめです。
文章を書くのが得意
例えば、文章を書くのが得意なのであれば、ブログで情報発信をしながら広告収入を長期的に得る事をおすすめします。
初めは収益は望めませんが、記事がどんどんストックされていくと、自分が働かなくてもストックした記事が働いて収益を生み出してくれるようになります。
ここで、注意点があります。仕組み作りで最も大事なのは「目先の利益を優先してはいけない」という点です。記事一本○○円など、目先の利益を優先した単発の仕事ばかりをしてしまうと、休んだら収入も止まる事になるため、結果お金を得る為に記事を書き続けざるを得ないのです。
絵を描くのが得意
絵を描くのが得意であれば、ブログやSNSなどを活用してコツコツと自分のデザインしたオリジナルのキャラクターを発信していく事も良い方法です。
そのキャラクターが人気化すれば、書籍化やラインスタンプ、グッズ化など様々な可能性があり、そうなれば、そのキャラクターの権利がお金を生み出してくれるようになります。しかしこちらも、一枚○○円などで自分の手元に残らない絵を量産しても、やはり単発の仕事で終わってしまうので注意が必要です。
自分が休んでも、収入が継続するビジネスモデルを考えましょう!
まとめ
不労所得を得る為には、自分が直接働かなくてもお金を生み出す仕組みを持つ必要があります。そして、この仕組み作りは、目先の利益を優先することなく長期的視点を持って努力できた人が得る事のできるものなのです。
上手く仕組みを作ることが出来れば、「時間」と「お金」の両方の自由を得る事ができますし、労働では考えられないくらい大きな収益を生む可能性も秘めているのです。
参考にした書籍
「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」
今回の記事は「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」を参考にして書いています。
「金持ち父さん貧乏父さん 」
「金持ち父さん貧乏父さん」は、投資の哲学や本質について物語形式で書かれているので非常に読みやすかったです。 私はこの書籍のおかげで、投資の重要性に気づく事が出来ました。