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注目のサブスクリプションとは?ビジネスモデルや事例を紹介!

注目のサブスクリプションとは?ビジネスモデルや事例を紹介!

近年、サブスクリプションという言葉を聞く機会が増えてきました。

言葉だけを聞くとむずかしく感じますが、簡単に言うと「月額・年額制で契約してもらい、商品やサービスを提供するビジネス」です。身近なものでは、雑誌や新聞の定期購読などがあります。

サブスクリプション自体は、古くからあるビジネスモデルなのですが、近年ネットを使った新しいサブスクリプションが増えたことで、注目を集めています!

サブスクリプション・ビジネスとは?

サブスクリプションとは

サブスクリプションとは、日本語で「予約購読」や「会費」といった意味です。

新聞の定期購読やスポーツクラブのように、月額や年額といった定額制の料金を支払うことで、商品やサービスを提供してもらうことをイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。

なぜサブスクリプションが注目されているの?

従来のサブスクリプションは、新聞や雑誌、化粧品といった実物をあつかうものや、スポーツクラブや学習塾など実店舗で利用するものがメインでした。

しかし近年では、ネット上のソフトウェアやサービスを使った新しいサブスクリプションが続々と増えてきたことにより、注目をあつめています。

後述しますが、毎月定額の料金を支払うことで、映画見放題、音楽聴き放題のサービスや、高額なソフトウェアを月額数百円~数千円で利用できるものなどがその例です。

近年は、若い人を中心に「モノを所有するのではなく、必要なときだけ使えればいい」、「ネットを介することで時間や手間を節約したい」という人が増えてきているので、サブスクリプションは時代のニーズに合ったビジネスモデルともいえます。

サブクリプションは、企業にもメリット大

サブスクリプションビジネスは、運営する企業にとってもメリットが大きいのも特徴です。

通常、モノやサービスが売れた場合の売上は一回きりです。しかし、サブスクリプションのビジネスであれば、定期的かつ長期的な収益が見込めるので、売上にブレが出にくくなります。

また、サブスクリプションは、エンタメ・ソフトウェア・美容・ファッションなど数多くの分野で応用できるため、企業が続々と参入しはじめています。

 

ネットを使ったサブスクリプション例

ネットを使ったサブスクリプションは、以下のようなものがあります。なお、1つの会社が2つの形態を採用している場合もあります。

SaaS(サース)型

出所:https://products.office.com/ja-jp/explore-office-for-home

サブスクリプションの中でも、インターネットを介してソフトウェアの機能を提供するサービスをSaaS(サース)と呼びます。

SaaS型のサブスクリプションを使うと、高額なソフトウェアを購入しなくても、安価な月額・年額でソフトウェアを利用できるようになります。

例えば、PCにインストールして使うパッケージ型のソフトを販売していたマイクロソフト(Word・Excel)や、アドビ(Photoshop・illustrator)は、月額・年額で利用できるサブスクリプション型への移行に成功した企業としてよく知られています。※マイクロソフトは、パッケージ型のソフトも購入できます。

サブスクリプション型へ移行したことで、ユーザーには「最初に高額なソフトウェアを購入しなくても、月々低料金で利用できる」、「常に最新のソフトウェアが使える」などのメリットが生まれました。企業にとっても、サブスクリプション型へ移行したことで、継続的な収益が見込めるようになりました。

また、従来のようなモノをあつかうサブスクリプションでは、調達や配送・保管・包装といった費用と手間がかかります。

しかし、SaaSのようにネットを通して利用するタイプのものは、配送コストや調達コスト、保管するための倉庫も不要なので、ビジネスとしての難易度が低くなるメリットもあります。(参入しやすい反面、競争が激しくなるおそれはあります。) 

Unlimited(~し放題)型

出所:U-NEXT

Unlimited(~し放題)型は、「見放題」「聞き放題」のように定額料金で、好きなだけ動画を見たり音楽を聴いたりできるサービスです。

例えば、レンタルショップで映画のDVDを借りるとなると、実店舗へ行く手間がかかる・映画の内容がつまらなくても変更できない・返すのが遅れると延滞金がかかるといったデメリットがあります。

しかし、定額料金で動画が見放題のU-NEXTや、Amazonプライムビデオのように定額見放題のサービスを利用すれば、手間や時間をかけずに、好きな映画を好きなだけ見ることができます。

ほかにも、月額制でスタイリストがコーデをする洋服が借り放題の「airCloset(エアークローゼット)」や、月額定額制の高級バック使い放題の「Laxus」といったファッションに関するサービスも増えてきています。

フリーミアム型

出所:Dropbox

フリーミアム型とは、基本的なサービスは無料で提供して、高度な機能や拡張機能を有料にして収益を得るビジネスモデルです。

クラウド上に画像やファイルを保存できるDropboxや、クラウド上にメモを作製できるEvernoteは、基本料金は無料ですが、保存容量を増やしたい場合や高度な機能を使う場合は有料にして収益を得る仕組みです。

レコメンド型

出所:『ダイヤモンド・ザイ』定期購読のご案内

レコメンド型とは、定額料金を支払うと商品が送られてくるサブスクリプションのひとつです。昔からあるサービスで、「新聞や雑誌の定期購読」、「毎日使う化粧品」、「お米や水などの重いもの」などで利用されています。 

お店に行かなくても商品が手元に届くという利便性や、長期契約することで料金が安くなるなどのメリットがあります。

企業側も、一定期間の定期的な売り上げが見込めるので、長期的な収益の見通しが立てやすくなるメリットがあるビジネスモデルです。

 

レンタルとサブスクリプションの違い

サブスクリプションとレンタルの違いについても、簡単に紹介しておきます。

レンタルは、特定の商品やサービスを利用者が選び、借りることに対して料金を支払います。利用期間が決まっていて、遅れると延滞金がかかりますし、基本的に借りた商品の変更はできません。

「スキーにいくために、道具を一式借りる」、「旅行先でドライブするために、車を借りる」など、一時的に必要な場合に使われるサービスです。

一方のサブスクリプションは、利用量に対して支払うのではなく、定額制で中長期的な利用目的で使われるサービスで、商品の変更が可能な場合も多いです。

企業側から見ても、断続的な収益になるレンタルよりも、継続的な収益が期待できるサブスクリプションのほうが業績の見通しが立てやすくなります。

 

さいごに

私も普段から、音楽や動画の視聴には、定額サービスを積極的に活用しています。時間や手間がはぶけるのも魅力ですが、何より「月額料金さえ払えば、後はお金を気にせずに使える」ところに魅力を感じているからです。

サブスクリプションを使ったサービスが、今後もどんどん増えていくことに期待しています♪

参考にした書籍

今回の記事は、「実例で学ぶサブスクリプション」を参考に執筆しました。本書では、サブスクリプションビジネスの説明にくわえ、具体的な事例も多数紹介されています。